その看板大丈夫?看板耐用年数の真実を看板屋が解説
看板の耐用年数と調べても法令がメインに解説されている事が多いです。
では実際に看板を変えるタイミングとしてどのくらいが目安なのか、法令からではなく看板屋目線からお答えします。
1.看板を変えるタイミング
お客さんが外観を見たときに汚れている、電球が切れている看板はもちろんいい印象を与えないでしょう。それが店舗・企業イメージにマイナスに作用するのであれば看板は十分変えるタイミングとも言えます。
では看板・素材別に見た実用的な耐用年数をご紹介していきます。
2.看板・素材別耐用年数
スタンド看板 耐用年数:約3~5年
主に店舗の外に出ている置き型の看板。
スタンド看板のベース素材である鉄板が錆びてしまうので
塗りなおすか取り換えを検討してもいい時期。
なにより看板のサビはお客さんに良いイメージを与えません。
表示面はノーメンテで3年~5年、枠は5年~が目安。
壁面看板 耐用年数:約3~5年
名前の通り店の正面にあたる壁面部分の看板。主に外側の枠は
アルミかステンレスで腐食しにくい素材になっているが
表示面の部分に汚れが付着してしまいます。汚れが目立つようになると
店舗全体の雰囲気がどんよりしてしまう。表示面はノーメンテで5年、枠は8年が目安。
袖看板 耐用年数:約5年~10年
袖看板は店舗の袖に立っているポールに付属している看板。
主に外枠の素材にはステンレスと鉄板、中の部分には鉄骨。
鉄骨部分の腐食までいくと事故が発生するリスクが高まる。
袖看板の底の部分に水が溜まる傾向があり、腐食を誘発。
表示面はこまめにメンテナンスしておきたいところ。
表示面はノーメンテで5年、素材はノーメンテで8年が目安。
野立て看板 耐用年数:約3~年
野立て看板は主に店舗敷地内か道路沿いの視認性の良い場所に
たてられている看板。
アルミ複合版や鉄板が表示面に使われ、枠は鉄骨を使用。
表示面がアルミ複合板+インクジェットシートなのでひび割れや
陽射し等による劣化がしやすい。
表示面はノーメンテで3年、枠は5年~が目安。
窓面看板 耐用年数:約1~5年
窓面にカッティングシートやインクジェットシートを貼り付ける
看板。インクジェットシートの方は印刷を施しているため紫外線
に弱く、耐用年数はシートの中にインクを練り込んであるカッティングシートに比べて少し落ちてしまう。
値段も変更するが用途によって短期~長期で選ぶのがオススメ。
アルミ複合版 耐用年数:約5年
アルミ複合版自体は樹脂をアルミでサンドイッチしていて、腐食
はしにくいです。
*表示面の塗装がチョーキング現象を起こし白い粉が出てくる場合もあります。主に表示面のカッティングシートやインクジェットシートによる汚れやひび割れが懸念されますので3年から5年でしょう。
3.看板の耐用年数を下げてしまう要因
看板は年中無休で広告として機能してくれる。屋外で使用されるケースが多く環境の影響をダイレクトに受けてしまう。では看板の耐用年数を下げる要因となるものはなんなのでしょうか。
下記を参考に耐用年数を伸ばしていただければ幸いです。・雨によって看板の枠部分(主に金属)が腐食してしまう。
・日光によってシートの縮みや焼けが発生する。
・風によって本体が揺れ、接合部分の軋みなどを起こす可能性がある。
・温度が高くなると縮みや熱膨張などを起こす。要因としては自然環境が大きく耐用年数を左右します。
自身の環境に合わせて看板の素材を選定してもらいましょう。
ただ安易に安いからという理由で短期の素材を選んでも数年後には劣化しきっている
可能性が十分にあり、コストパフォーマンス面でみると失敗になります。
4.まとめ
看板の耐用年数は法令で価値がなくなる期間を見るのではなく広告として価値のある看板
なのか?というのを深く考えるべきです。
見込み客のニーズのある、きれいな状態の看板を設置し続けることで集客面、さらにその前の印象を与える第一段階で大きな効果を生むことでしょう。
あなたのための看板を手厚くサポートします。
まずは相談からでもOK!お気軽にどうぞ!
しつこい営業電話など行いませんのでご安心ください。